何社にも断られ、破産しかない、そこから株式譲渡で成立

■案件概要

譲渡企業: G社(改修工事・リフォーム工事業)

年商: 5,000万円未満

従業員: 代表者1名(実質ワンオペ)

G社は黒字・赤字を繰り返し、下請け中心で利益が安定せず、債務超過に陥っていました。資金繰りは親族借入やカードローン、ファクタリングに依存。状況は悪化の一途をたどり、ついには税金滞納も発生。

複数のM&A仲介会社からも「買手は見つからない」「破産しかない」と断られ、限界まで追い込まれていました。

譲受企業: H社(電気設備工事業)

年商: 約20億円

H社は電気工事を主軸に住宅分野へ事業拡大中。リフォームノウハウと有資格者の確保を目的に、M&Aを通じた人材・技術承継を積極的に進めていました。

スキーム: 株式譲渡(当初は第二会社方式で検討)

取引期間: 約4か月

■課題と背景

G社は小規模ながらもリフォーム工事の技術力を有していましたが、元請け案件が少なく、利益は不安定。

債務超過と資金ショートが常態化しており、いよいよ資金が尽きかけていたタイミングで、弊社へ相談が寄せられました。

当初は「事業譲渡+破産+経営者ガイドライン」による第二会社方式も検討されましたが、破産を回避し、既存法人を残したままの再生を模索する方向へ転換しました。

■譲受企業の狙い

H社は電気工事分野での実績を基盤に、住宅リフォーム・設計施工領域へ進出しており、G社のノウハウ・資格者・地域基盤を高く評価。

小規模ながらも現場力と対応品質を重視し、買収意欲を示しました。

■成約プロセス

協議の結果、「株式譲渡による事業承継」で合意。

三者(譲渡企業・譲受企業・弊社)で債務整理と再生スキームを慎重に構築しました。

しかし、手続きの途中でG社が資金ショート。

このままでは給与や仕入れ支払いが途絶し、事業継続が困難になる緊迫した局面に直面しました。

そこで、スポンサー候補企業(H社)と弊社が連携し、一時的に資金支援を実施。資金繰りを立て直しながら手続きを進め、無事に株式譲渡を完了させました。

■成果・結果

譲渡企業(G社)

・破産ではなく「承継」という形で事業継続を実現

・資金支援により最終局面での事業停止を回避

・代表者は資金苦から解放され、再スタートを果たした

譲受企業(H社)

・リフォームノウハウと資格者を獲得

・住宅分野の事業拡大を推進し、地域展開を強化

弊社の役割

・初期スキーム設計から譲受企業交渉、資金繰り支援まで一貫対応

・買手企業との資金連携により、破綻寸前の状態から再生を実現

■最後に

「何社に断られても、再生の道はある」

債務超過や資金ショートに陥った企業でも、技術・資格・ノウハウといった現場の資産に価値を見出す買手は必ず存在します。

本件は、通常のM&A支援を超えて、資金繰り支援まで踏み込み、スポンサーと共につなぎ資金を供給したことで再生を実現した象徴的な案件です。

シードアドバイザリーは、スキーム設計だけでなく「現場に寄り添う実行力」で、事業の未来をつなぎます。

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